純利益が1兆円に迫る-大手商社5社今期合計で
■3月9日
大手商社5社(三菱、三井、住友、伊藤忠、丸紅)の純利益が1兆円に迫ってきた(2006年3月期)。今期も大手5社最高益を大幅に更新し、合計額は83%増の9300億円となった。各社の今期連結純利益予想を以下で紹介する。
背景となっているのは、世界的な資源価格の上昇で、出資などの形で参加している海外での資源開発事業の儲けが膨らんでいることである。前年比伸び率が94%となった住友商事の場合は、北海油田関連の利益増が大きい。
また資源関連以外の分野でも、全般的に好調なのも特徴といえる。一定の利益率をあげられない事業からは早期に撤退するなど、採算管理の強化により不良資産の処分損も減っている。
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大手商社5社(三菱、三井、住友、伊藤忠、丸紅)の純利益が1兆円に迫ってきた(2006年3月期)。今期も大手5社最高益を大幅に更新し、合計額は83%増の9300億円となった。各社の今期連結純利益予想を以下で紹介する。
会社名 | 連結純利益予想 | 前期比伸び率 |
---|---|---|
三菱商事 | 3500億円 | 92% |
三井物産 | 2000億円 | 65% |
住友商事 | 1650億円 | 94% |
伊藤忠商事 | 1400億円 | 80% |
丸紅 | 750億円 | 82% |
背景となっているのは、世界的な資源価格の上昇で、出資などの形で参加している海外での資源開発事業の儲けが膨らんでいることである。前年比伸び率が94%となった住友商事の場合は、北海油田関連の利益増が大きい。
また資源関連以外の分野でも、全般的に好調なのも特徴といえる。一定の利益率をあげられない事業からは早期に撤退するなど、採算管理の強化により不良資産の処分損も減っている。
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